イベントスチル07
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シナリオ
切り裂きジャックに遭遇
   
エミリー (……あれは……爪……?)
 

雲間から差し込んだ月光が、霧を断ち切ってシルクハットの人物の姿を照らしだした。

影が差して、その人の顔までは見ることができない。

けれど、その両手には、動物の爪のように銀色の刃物が仕込まれていた。

街の男性 「……ッ……!!!」
  ……そして、シルクハットの男の冷たく光る刃が、走ってきた男の喉へ吸い込まれていくのが見えた。
エミリー 「っ……!!?」
  突然の出来事に、私は息を呑んだ。目が釘付けとなって、動かすことができない。
街の男性 「っ……ハ……」
  喉から空気が漏れ、呼吸ができないのか……男は苦しげな吐息を漏らし……

ドサリと、力なくシルクハットの男の足元に崩れ落ちた。