イベントスチル05
前へ 次へ
シナリオ
小鳥と戯れるワトソン
   
ワトソン 「ほら、そっと、覗いてみて。」
エミリー 「わあ、かわいい……コマドリね。」
  ワトソンの手の上で、小鳥たちがさえずっていた。
ワトソン 「静かにそっと、ね。こいつらが驚いちゃうから。」
エミリー 「ええ……でも、可愛いわね。」

ワトソン

 

「ああ。手に餌を乗せて、口笛を吹いて……少しずつ慣らしたんだ。
 こっちのポケットに麦や木の実が入ってるから、君もほら。」

  私は、ワトソンから餌を分けてもらった。
エミリー 「ありがとう。……でも、ワトソン、貴方、いつも餌を持ち歩いているの?」
ワトソン 「ああ! 今日は、ハイドパークに来るから、多めに用意したんだ。」
  誇らしげに言うワトソンを見ていると、どうして彼が動物に好かれるのか、分かる気がした。