皆で肝試し

エミリー	「っ！！？」
	……頬に、生温かい感触が走る。まるで、血まみれの手になでられているような――
エミリー	「あ……ああ…………きゃああああああ！！！！」
？？？	「大丈夫か、エミリー！！」
	……気付けば、突然飛び出してきたワトソンにギュっと抱き締められていた。
ホームズ	「…………で、君は何をしているんだ。ワトソン君？」
小林	「おいおいおい、脅かす役が飛び出してどうするんだよー！ 　しかも、思いっきり見せつけてくれちゃってさ！！」
ワトソン	「はっ！！　ご、ごめん……つい身体が…………」
明智	「こんな夜遅くに、墓地で抱き合うなんて…………何て破廉恥な！　罰当たりな！」
ハドソン	「仕方ないわ。ワトソンって、エミリーの事になると周りが見えなくなっちゃうんだもの」
マープル	「そうね。まるで飼い主に駆け寄る大型犬だわ。少し、しつけが必要かしら」
ルーピン	「でで、でも……すぐさま駆けつけるなんて、何かカッコいいです！」
ジャック	「てか、お前ら……墓場で度胸試しって、どんだけ暇なんだよ。もっと他にする事あるだろ」